きのこの旨味だし

澤田 珠音
2021/11/22

皆さま、こんにちは〜
季節は晩秋。そろそろ色とりどりの紅葉も見納めで、なんだか少しおセンチになっている尼僧です。

今回は、そんな過ぎゆく秋を体に取り込むような一品をご紹介。

秋の味覚の代表格の、きのこをとことん味わい尽くします。
天日干しと、じっくり加熱の、旨味引き出し2段階作戦で、きのこだけとは思えない、しっかり出汁がとれますよ。

まずはお吸い物として、きのこの本気を味わっていただきましたら、その後は是非「だし茶漬け」としてもお楽しみください!お好みの薬味を加えても、それに負けない、きのこ出汁の本領を感じていただけると思います。

きのこを信じて、じっくり調理。そんな時間も、お料理の楽しみであります。

まずは調理動画をどうぞ!


【 材 料 】4杯分

しいたけ     2枚
えのき      50g
しめじ      50g
水        1,000㎖
薄口しょうゆ   大さじ1
塩        小さじ1/2


【 作り方 】

1,天日干し

1. 椎茸は、石づきと軸を落とし2〜3㎜幅でスライス。
  ※軸も薄めにスライスすれば食べられます。

2. えのきと、しめじは石づきを落とし、小さく分ける。

3. きのこをザルに広げたら、天日で3時間ほど干す。

2,ふっくら戻す

えのきを2cmほどの長さに切ります。

他のきのこも合わせて、水を入れた鍋の中で30分ほど浸けておきます。
※きのこの汚れが気になる方は、さっと水洗いしてください。

3,じっくり加熱

2の鍋を、弱めの中火にかけます。
※60℃くらいの温度で、きのこの旨味が増えるので、じっくり‥じっくり‥

4,調味

時間をかけて沸騰させたら、調味料を加えて完成!
※味の微調整はお塩でどうぞ。


時間はかかりますが、とてもシンプルなお料理です。その分、きのこの旨味を真正面に感じられる精進料理らしい一品かと思います。

味にも香りにも敏感になるような、心と体のリセット飯。ぜひ、ご体感ください!

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