がんもどき

澤田 珠音
2023/2/27

みなさん、こんにちは〜

今年はいつもより、ほんの少し春が早い気がいたします!

まだ心が慣れきっていないのか、外来種の尼僧にとって北陸の冬をまたひとつ越えられた、そのよろこびや安堵感たるや‥

ただここで!感傷に浸らず食い意地に走るのが、さすがの尼僧。
じわじわと湧き起こる気持ちを観察していたら、油の中をじゅわじゅわと浮き上がる揚げものを連想するのでありました。笑

そんなわけで今回は、精進料理の「揚げもの」の王道「がんもどき」を作ります!

オリジナルのひと工夫と言えば、ほんの少しの味噌をいれること。
揚げるとふんわりと香って、コクも増してくれます。(冷めてから煮物にした時のお醤油味にも深みが出ます〜)

ごちそう感があって少し難しそうに見えますが、豆腐の水切りさえしておけば意外と簡単にできますよ。

まずは調理動画をどうぞ!

【 材 料 】 8 個分

木綿豆腐      600g
山芋        70g
片栗粉       大さじ2
味噌        大さじ1/2
塩         小さじ1/2
人参        50g
塩ゆで枝豆(正味) 70g
乾燥芽ひじき    大さじ1(約 5g)
揚げ油
おろし生姜など

【 作り方 】

1,下準備

1)お豆腐は冷蔵庫で半日ほど水切りしておきます。

2)人参は2cmほどの細切りに。

3)塩茹で枝豆は、さやから取り出しておきます。
  ※薄皮を剥く必要はありません。

4)乾燥芽ひじきは、さっと洗ってざるにあげておきます。

5)山芋はひげ根を焼き切って、皮を洗っておきます。

2,タネづくり

1)豆腐にすりおろした山芋・片栗粉・味噌・塩を加えて、よくすり合わせます。
  ※すり鉢でなくても、よく混ぜれば大丈夫です。

2)具材を加えて、均一によく混ぜ合わせます。

3,成型

タネを8等分にして、手に油をつけながら丸く形を整えます。

4,揚げ

1)160℃〜170℃(油に入れた菜箸の先から出る気泡が、しゅわしゅわ〜ぷくぷく位の中温)の油に、成型した3,を投入。
※すぐにいじると形崩れしてしまうので、しばらくそのままにしておきます。

2)表面が少し色づいたら優しく鍋底からはがし、全体がこんがり色になって、ぷくっと浮かんできたら揚げあがり〜


手づくりのがんもどきの美味しさは格別!
どうぞ、揚げたてを生姜じょうゆで味わってみてくださいね。

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