読経「般若心経」〜一緒に唱えましょう
ZENzine
2021/4/8
動画に合わせて一緒に唱えてみましょう
木魚と鐘の音が入った、般若心経の読経です。お経がテロップで流れます。
初めての方でも大丈夫。動画を流しながら、一緒に唱えてみましょう。
(こちらは臨済宗の唱え方です。同じ「般若心経」でも、宗派ごとに唱え方が異なります)
般若心経
仏教の経典は数多くありますが、全600巻にも及ぶ「大般若経」の要点をたったの262文字にまとめた「般若心経(摩訶般若波羅蜜多心経)」は、日本人に最も馴染みの深いお経です。「お経なんて唱えたことない」という方も、まずは般若心経から始めてみてはいかがでしょうか。
お経の唱え方
臨済宗では坐禅と同じように、深く丹田で呼吸して「腹の底」から発声します。一心にお経を読めば、心も身体も落ち着きます。朝起きてすぐや、夜に眠る前に唱えるのも良いかもしれません。
- 正座または椅子に坐り、腰を立て背筋を伸ばします。
- 唱える前に、ゆっくり深呼吸しましょう。
- お経本を手に持ちながら、正しく丁寧に唱えます。
- 動画に合わせ、声を出して唱えてみましょう。
- 大声を出す必要はありませんが、腹の底から声を出します。
- 慣れてきたら動画を再生せず、ひとりで唱えてみましょう。
般若心経の意味については、今後このコンテンツで解説する予定です。一心に経文を唱えることは、呼吸に集中する坐禅と同様に大切な修行です。まずは腰骨を立てて姿勢を調え、丹田呼吸で息を調えて、読経に集中してみましょう。お経の意味を学ぶのは、その後でも遅くはありません。
豆知識:お経の種類
現在私たちがお唱えするお経には、さまざまな種類があります。
- 古代インドの梵語(サンスクリット語)で書かれたものを、漢文に翻訳したもの
- 梵語を漢文に翻訳せず、梵語の発音を漢字に当てはめたもの(音写)
- 中国で書かれたもの
- 漢訳されたお経を和文に翻訳したもの
- 日本で書かれたもの(漢文、和文、和讃など)