お寺の末っ子長男として生まれ、幼いながらに、ゆくゆくは跡継ぎとしてお坊さんにならなければというプレッシャーを感じるながら幼少期を過ごしました。
小学校でバスケットボールを始めて以来、前述のプレッシャーを払拭するかのように、サッカーや陸上、アルペンスキーなど様々な競技に熱中しました。
今となってはすっかり丸く(心身ともに)なってしまいましたが、当時は多少運動神経に恵まれていたことと負けず嫌いな性格であったこととが功を成し、優秀な成績を収めてこともあり、お寺を継がずスポーツに携わる仕事に就くことを考えたこともありました。
結局、宗門の大学に進学し、修行道場へ行くという未来がいよいよ現実味を帯びてきて、悶々としながら日々を過ごしていた頃、のちに師と仰ぐ指月老師の講演を聴き感銘を受け、腹を括って修行生活に行けたお陰で、今は生まれ育ったお寺で僧侶になれたことに感謝し、副住職を務めさせていただいています。
好奇心が旺盛で、興味をそそられると没頭して我慢の出来ない性分からか、学生時代の友人たちからは未だに「本当にお坊さんになるとは思わなかった」と言われることもしばしばです。
ここ数年は、浅く広く手を出してきた趣味も子育てに追われて手につかない状態でありますが、禅人理事長(山田真隆)に影響を受け、文学や歴史、日常の些細な出来事を通して禅の教えをどう表現するか、ということを学ばせて頂いております。
これまでの自分の片寄った価値観を180度転換させ、自分の可能性に気づ かせてくれるのが禅の楽しさであり、また、なかなか気付けない 私にとっては厳しいところでもあります。未熟者ではありますが、皆様に禅の教えを伝えていけるよう、また、自分自身も禅の教えをさらに深く理解できるよう、禅人の活動に励んで参りたいと考えております。
1983年生れ 山梨県在住
座右の銘:他人の悪を能く見る者は、己が悪これを見ず。(足利尊氏)
趣味:登山、キャンプ、旅行、映画・動画鑑賞、スキー
好きな映画:風の谷のナウシカ
好きな禅師:六祖慧能禅師
好きな語録:『六祖檀経』
好きな人物:インゲマル・ステンマルク