新連載「ZAZEN-VR」
新カテゴリー「遊ぶ / joy」にて、新連載「ZAZEN-VR」がいよいよ始まります。「えっ、VRで坐禅!?」と目を疑われた方もおられるかもしれませんが、ZENzineの実験的コンテンツ第1弾です。
まずはイントロダクションのみですが、動画の準備が完了次第、ZENzineのチャンネルにて360°VR動画を随時公開する予定です。
「そういうアプリ、もうあるよ」というご指摘もあるかもしれません。
しかし、CGで作られたVR映像の中で人工的なヒーリングミュージックをBGMに瞑想したり、自己向上(それ必要?)のためのプログラムを提供するコンテンツは確かに存在しますが、「何もしない・何も求めない・10分間ひとりになる」という目的で作られたVR動画は、おそらく世界初です。
以下、ZAZEN-VRのあらましについて、イントロダクションより引用してご紹介します。詳細につきましては、ぜひ記事をご覧下さい。
ZAZEN-VRについて
「自分の部屋にいながら、いろんなお寺で坐禅ができたら面白いのでは?」
「SNSやオンラインで他人と繋がることに疲れた人が、”ひとりになる”ためのツールを」
「VR技術を利用した坐禅」というアイデアは、コロナ禍前の2019年7月に考案したものです。以来2年間にわたって検証と準備を進め、従来の坐禅とは異なる実験的な「遊び」として、ZAZEN-VRを公開することにしました。
言うまでもなく、坐禅とは「即今・而今(いま、ここ)」に徹する修行です。周囲の音や景色が気になったり、環境に振り回されて集中できないようであれば、坐禅になりません。
「VRで映像や音を再生しながら坐禅をすることに、何の意味があるのか?」「自分だけの世界に閉じこもってしまうだけなのでは?」と訝しく感じる方もいるでしょう。
しかし、このZAZEN-VRは、そもそも「坐禅に集中していれば、視覚や聴覚を通じて感受する情報は“ホンモノ”でも”ニセモノ”でも関係ないのでは?」という逆転の発想からスタートしました。
また、コロナ渦の外出自粛で人々が孤独を感じる中で「ネットを通じて人と人を繋げる坐禅」という坐禅の新たな方向性を切り開いた「オンラインでの坐禅会」とは正反対のアプローチを試みるものであります。
「ヘッドセットとヘッドフォンが必須」というスタート時のハードルの高さは否めませんが、「いつでもどこでも好きな場所で、誰ともつながらず、ひとりになれる坐禅」というZAZEN-VRの方向性には、単なる「遊び」以上の可能性があると考えています。VR機器をお持ちの方は、是非お試しください。
それでは、本編をお楽しみ下さい!